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▲TN111編成(2711+2721+2731+2741+2751+2761+2771+2701)
8両編成の画像はこちらから
2700形電車

編成数が不足していた『他社線直通用』8両編成を確保するために導入された車両。8両編成3本24両在籍。

■導入の経緯
 東海電気鉄道では(旧)1000形電車の老朽化に伴う置換え車両として元JR113系を3200形として増備したり、新たに新1000形を新造するなどして、これに置き換えていた。しかし、先に導入されていた車両のうち3100形(元113系の3両編成)などの一部で故障が頻発した。ただでさえ車両が不足していた中での故障頻発による運用車両減は痛く、再び車両増備を計画。そんな中で、あるJR車両の大量廃車が始まる事を知り、その車両を導入できないかと模索し始めたのであった。その車両というのが、京浜東北線で活躍していた209系である。
 この車両を導入するにあたっての懸念事項『先頭車両は短編成化に伴い再用されるため、譲渡出来る可能性が低い』だった。実際、209系は南武線及び千葉支社管内に6両or4両で転用。その際に組み換えが行われ、既存先頭車のほとんどは短編成化に使用され、廃車された車両はごく僅かであったからだ(後日談)。この問題を解決するべく、必要となる中間車から先頭車への改造に伴う車体設計及び、車両輸送面などを東静高速鉄道が担当。種車となる209系を共同購入し、半数の24両を東静高速鉄道分とした。この24両を改造して導入したのが2700形であった。

■車両について
 基本的な性能は、209系時代と変わらず、車内はロングシート。東海電気鉄道で購入した車両のうち、中間車から改造された先頭車を連結する50番台車と同様のデザインとなっている。尚、東海電気鉄道が導入した車両である1100形は2編成併結を考慮した自動連結器を取り付けているが、8両固定編成となった2700形は省略されている。尚、お手洗いの設備は取り付けられていない。これは運用増に伴う増車のために改造を急ピッチで実施しなければならず、また1両辺りの改造も長く時間が取れなかったためである。将来的には取り付けることを計画しているようなのだが、この車両はあくまで『つなぎ』とされているためか、引退するまで取り付けられる事はなかった。

■運用面
 主に静岡線で運用され、名古屋急行電鉄線への直通運用にも使用されていた。

■引退へ
 2018年3月17日ダイヤ改正を最後に2本が運用を離脱。残る1編成も4月以降は臨時列車運用のみとなっていたが、下旬のさよなら運転を最後に引退した。引退後は東静車輌工業で短編成化改造を施されて東海電気鉄道に譲渡。同社1150形電車となって再デビューを果たしている。

編成表
←静都浜松・東静浜松                 三島→
1号車
(Tc)2710
2号車
(M2)2720
3号車
(M1)2730
4号車
(T)2740
5号車
(T)2750
6号車
(M2)2760
7号車
(M1)2770
8号車
(Tc)2700
車両性能
種別直流通勤型電車車両
車体寸法(mm)(先頭車)20,420 ×2,800 ×3,980
(中間車)20,000 ×2,800 ×3,980
最高速度110km
電気方式直流1500V
保安装置ATC(列車集中制御装置)
制御方式GTO-VVVFインバータ
ブレーキ方式回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
その他設備座席:ロングシート
行き先表示:デジタル表示
御手洗設備:設置予定
営業開始2008年11月1日
車両形式等
編成番号編成
TS1112711+2721+2731+2741+2751+2761+2771+2701
TS1122712+2722+2732+2742+2752+2762+2772+2702
TS1132713+2723+2733+2743+2753+2763+2773+2703
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