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EL6500形電気機関車細評

▲EL6500形電気機関車6501号機(元画像:南武線103様提供)

▲EL6500形電気機関車6503号機(元画像:南武線103様提供)
EL6500形電気機関車(旧EF65形電気機関車)

■概説
平成12年ごろ、それまで貨物用に使用されていた電気機関車が老朽化のため廃車となることが決定したために、代替車両としてJR東日本にて廃車となったEF65形1000番台を譲り受けて当社仕様に改造したのが、このEL6500形です。運用名目としては貨物列車の牽引と故障車両の救援、車両基地などでの車両入換などが主な役割となっています。入線にあたってはATCの車上機器(後にD-ATC対応機器に交換)の搭載や双頭連結器の装備及び塗装変更を実施しました。形式名は電気機関車の英語訳『Electric Locomotive』の頭文字と種車のEF65から命名。最初の2両の導入を皮切りに、この機関車の使い勝手の良さから続々と増備が続けられた。

■運用
沿線の工場等から出荷されてくる製品を運ぶ貨物列車や新造車両及び故障車両などの社線内牽引や入換作業に使用されています。また、東静高速鉄道沼津総合車両基地配置車両は、同基地に併設されている東静車輌工業沼津工場での入換なども請け負っています。

■車両の動き
平成12年:2両(EF65-1020,1021⇒EL6501,6502)購入。
平成15年:2両(EF65-1052,1053⇒EL6503,6504)購入。
平成18年:2両(EF65-88,101⇒EL6505,6506予定)購入。試運転中の故障により導入見送り、保存車化。
平成19年:2両(EF65-1111,1109⇒EL6505,6506)購入。
平成20年:2両(EF65-1125,1071⇒EL6507,EL6508)購入。
平成20年:3両(EF65-1112,1113,1114⇒EL6509,EL6510,EL6511)購入。
平成26年:2両(EF65-1079,1122⇒EL6512,EL6513)購入。
平成28年:2両(EF65-2121,2119⇒EL6514,EL6515)購入。
平成28年:1両(EF65-1107⇒EL6516)購入。
平成30年:2両(EL6505,6506⇒EF65-1111,1109 再改番・原状復帰を実施し転出)

平成18年に購入した2両が故障などで導入を見送り(⇒静態保存)。その後、補填分として2両(EF65-1111.1109)をJR東日本から購入、EL6505号機及びEL6506号機として竣工。その後もJR西日本から1両(EF65-1125号機)とJR貨物から1両(EF65-1071)を新たに購入し、EL6507号機とEL6508号機として竣工した。同年にJR東日本から3両(EF65-1112,1113,1114)を譲受、EL6509号機,EL6510号機,EL6511号機として竣工。
さらに平成26年3月、JR貨物より廃車となったEF65-1079号機及び1121号機を購入し、東静車輌工業沼津工場に搬入。整備及び改造工事を実施、EL6512号機及びEL6513号機として竣工。尚、故障により導入を見送られ、その後は修理なども行われなかったEF65-88号機及び101号機については静態保存された。近頃の話題だと、このうち1両を国鉄・JR時代の一般色へと戻し、番号もEF65時代のものに復元させようという話が出ているが、真相は定かではなかった。その後、101号機の方が国鉄一般色となって静態保存され、88号機の方は解体されたが、両側の運転台はそれぞれカットボディとなって保存された。
 沼津総合車両基地に配置されているEL6500形のうち、EL6503号機については、相互直通先である名古屋急行電鉄線の新型車両の甲種輸送に使用された実績があり、予備機となったEL6504号機と共に入線可能なように対応の機器を取り付けている。また、東静高速鉄道グループの各社で使用されているため、事前に各社乗務員を招集して研修が必要となる他形式と比べ、共通で訓練がされていて使いやすい電気機関車であるため、新形式EL1100形の新製配備を受けるより、この機関車の配備を申し出る方が多いのだそうな。
 一方で、平成30年度には初めて転出が行われた。これは神崎県内にて旅客・貨物鉄道営業を行っている『ほしぞら高原鉄道』が、国内向けの貨物運送を鉄路によって実施することを発表。東海電気鉄道及び東静高速鉄道線上での第2種鉄道事業者免許を取得。東海電気鉄道春菜線・東静高速鉄道西伊豆線及び沼津線にて貨物列車が運行されることとなった。これに際して必要となる機関車の不足により、東静高速鉄道は機関車の提供を決定。EL6505号機及びEL6506号機を旧車番となるEF65-1111,EF65-1109に復帰し、譲渡前の状態へと復元(連結器の交換及び国鉄特急塗装への変更)を実施。これまで静態保存車であったEF65-1118号機も解体部品を用いて修理を実施して譲渡した。これに伴い、2機が常駐していた東海電気鉄道には、旧6次型車両であるEL6508号機及びEL6512号機を、それぞれの常駐先であった愛佳交通(EL6508)及び総馬電鉄(EL6512)より転配。愛佳交通には代替として総馬電鉄よりEL6515号機が再転配された。これは、総馬電鉄自体で機関車を保有しており、借入機であるEL6500形が配備されなくても運用が可能であったからである。

■配置先
救援用の意味合いから、東静高速鉄道車籍のまま、グループ傘下及び提携している鉄道会社には2両ずつを配置しています(相急鉄道及び相浦鉄道は自社電車により対応、大規模修理に伴う車両回送時は京神急行電鉄が独自増備の機関車により実施。)。主に全般検査などを実施する事の出来る検修設備を持った車両基地に配置とし、入換作業などに使用できるようにしたものである。そのうち、沼津総合車両基地配備の2機は通常使用ながらも予備機として、各鉄道会社に貸出扱いで配備されている車両が何かしらの都合で使用できない際には、その代理を務める。
東静高速鉄道沼津総合車両基地:EL6501,EL6502,EL6503,EL6504,EL6509,EL6510,EL6511,EL6516
東海電気鉄道神崎総合車両基地:EL6508,EL6512
愛佳交通鳴菜川車両基地:EL6507,EL6515
総馬電鉄川越大塚車両基地:EL6513,EL6514

車両形式等
車両番号車両データ
EL6501編入:平成12年 元JR東日本EF65形1000番台3次形(EF65-1020)
配置:沼津総合車両基地(東静高速鉄道)
EL6502編入:平成12年 元JR東日本EF65形1000番台3次形(EF65-1021)
配置:沼津総合車両基地(東静高速鉄道)
EL6503編入:平成15年 元JR東日本EF65形1000番台5次形(EF65-1052)
配置:沼津総合車両基地(東静高速鉄道)
EL6504編入:平成15年 元JR東日本EF65形1000番台5次形(EF65-1053)
配置:沼津総合車両基地(東静高速鉄道)
EL6505編入:平成19年 元JR東日本EF65形1000番台7次形(EF65-1111)
旧配置:神崎総合車両基地(東海電気鉄道)
EL6506編入:平成19年 元JR東日本EF65形1000番台7次形(EF65-1109)
旧配置:神崎総合車両基地(東海電気鉄道)
EL6507編入:平成20年 元JR西日本EF65形1000番台8次形(EF65-1125)
配置:鳴菜川車両基地(愛佳交通)
EL6508編入:平成20年 元JR貨物EF65形1000番台6次形(EF65-1071)
配置:神崎総合車両基地(東海電気鉄道)
EL6509編入:平成20年 元JR東日本EF65形1000番台7次形(EF65-1112)
配置:沼津総合車両基地(東静高速鉄道)
EL6510編入:平成20年 元JR東日本EF65形1000番台7次形(EF65-1113)
配置:沼津総合車両基地(東静高速鉄道)
EL6511編入:平成20年 元JR東日本EF65形1000番台7次形(EF65-1114)
配置:沼津総合車両基地(東静高速鉄道)
EL6512編入:平成26年 元JR貨物EF65形1000番台6次形(EF65-1079)
配置:神崎総合車両基地(東海電気鉄道)
EL6513編入:平成26年 元JR貨物EF65形1000番台8次形(EF65-1122)
配置:川越大塚車両基地(総馬電鉄)
EL6514編入:平成28年 元JR貨物EF65形1000番台8次形(EF65-2121)
配置:川越大塚車両基地(総馬電鉄)
EL6515編入:平成28年 元JR貨物EF65形1000番台8次形(EF65-2119)
配置:鳴菜川車両基地(愛佳交通)
EL6516編入:平成28年 元JR東日本EF65形1000番台7次形(EF65-1107)
配置:沼津総合車両基地(東静高速鉄道)
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